| フランスの文化といえば有名ブランドばかりではない。世界レベルでも文化水準の高いフランスでは昔から国をあげて芸術家を育てようという姿勢があり、それがクオリティの高いコレクションを集めた美術館・博物館・劇場などに繋がっていった。日本のように「特別に」楽しむのではなく、それらを生活の一部と考え「自然に」楽しむのが「フランス流」である。
世界的な観光国で、正式名称を「フランス共和国」というフランスは、古くは“ガリア”といいローマ帝国の属州であった。中世の頃は、西フランク王国の地であったが、17〜18世紀にはヨーロッパに君臨する名実ともに大国となり、現在も残る華やかな宮廷文化や貴族の社交が盛んであった。しかし、王室の贅沢が民衆を苦しめ続けた結果、1789年フランス革命が起こり、92年王制が廃され、共和制が樹立。かのナポレオン1世の第1帝政を経て、1848年2月革命により第2共和制、52年第3帝政、ドイツとの戦争後の第3共和制、第2次大戦後の第4共和制、1958年ド=ゴール政権による第5共和制を経て現在に至る。また、反ドゴール体制の中心として活躍し、81〜95年にかけて大統領を努めた故ミッテランは、今でも人気のある政治家で、芸術・文化面を含めてその功績は大きい。
穏やかで過ごしやすい気候のフランスだが、その歴史には華やかさだけでなく厳しい一面もあるのである。その人生があまりにもドラマティックな、日本におけるフランスの三大有名人と言われる人々に“ナポレオン”“マリー・アントワネット”そして“ジャンヌ・ダルク”という顔ぶれがある。最近の映画、「ジャンヌ・ダルク」や「レ・ミゼラブル」などからもフランスの歴史を垣間見ることができる。
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